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八ヶ岳美術館企画展 渡辺隆次 生命曼荼羅 (継続中) 渡辺隆次 生命曼荼羅 平成24年4月3日(火)―6月3日(日) 細密なタッチと圧倒的な迫力で幻想的な絵画を描いてきた渡辺隆次は、1977年に山梨県長坂町(現北杜市)にアトリエを構え、八ヶ岳山麓での暮らしを始めました。まだ昔のたたずまいの残る山里で暮らしながら制作を続けるうち、画家は次第に自らがおびただしい数の生命に囲まれて生きていることに気付きます。特に、ある日庭にひょっこりと顔を出していた「きのこ」との出会いによって、画家は生命の不思議に開眼したと言ってよいでしょう。 生命は刻一刻とその形を変え、一瞬として同じ姿であることがなく、急速に成長したかと思えば朽ち果て、しかしそれは新たな命の始まりでもある―。夢中で続けた「命の姿」のスケッチは、後に『きのこの絵本』ほか画文集3部作へと結実しました。そしてその作風はなおも変貌を続け、近年は冬枯れの庭を題材にした墨絵や屏風、きのこの胞子で文様をつける胞子紋の連作に取り組んでいます。立ち枯れのリンドウを「美しい」と屏風に描く渡辺隆次は、侘び寂びにも通じる美的感覚と生命観を、自らの経験からしぜんと手にし、表現しているのかもしれません。 本展では、代表作であるエッセイ『きのこの絵本』『山のごちそう』『八ヶ岳 風のスケッチ』の挿画を文章とあわせて展示し、画と文、両方の世界観をお楽しみいただくとともに、近作である墨絵作品、胞子紋シリーズを展示し、画家が今現在向かい合っている表現をご紹介します。 画家によって描かれたひとつひとつの「命の諸相」を通して、私たちは宇宙の縮図=曼荼羅のように、より包括的な生命に気付くことができるかもしれません。生命の不思議に満ちた、独自の世界をお楽しみください。 渡辺隆次(わたなべ・りゅうじ) 1939年東京八王子に生まれる。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)西洋画科卒業、東京学芸大学養護科修了。1977年から八ヶ岳山麓長坂町のアトリエで制作を続ける。1992年より1999年まで武蔵野美術大学特別講師。エッセイストとしても活躍し、主な著書に『きのこの絵本』『山のごちそう』『八ヶ岳 風のスケッチ』(ちくま文庫)がある。2000年、武田神社(山梨県甲府市)菱和殿に山梨の草木禽獣などを描いた120枚の天井がを奉納。その後画文集『花づくし実づくし―武田神社菱和殿天井画―』を上梓。今なお精力的に制作を続ける。 企画展関連イベント ■作家によるギャラリートーク 4月29日(祝)14:00〜 八ヶ岳南麓での暮らしと自身の世界観について、自作解説を交えてお話しいただきます。 参加費:無料(入館料別途) ■武田神社菱和殿天井画見学会 5月27日(日)13:00〜 甲斐の動植物が描かれた壮大な天井画を渡辺隆次さんと共に見学します。 参加費:1,000円(入館料含む) 要予約 ※バスで現地まで移動します。開始時刻までに八ヶ岳美術館にお集まりください。 ■きのこ×アート ワークショップ「胞子紋で絵を描こう」 5月5日(祝)、6日(日) きのこのかさから落ちてくる胞子が作り出す不思議な「胞子紋」で絵画作品を作ります。参加者には2日目にきのこ汁のサービスつき。 参加費:1,000円(入館料含む) 両日とも参加できる方が対象、要予約 5月5日(祝)14:00〜 渡辺さんからきのこのお話を聞きながら、実際に胞子紋をとってみます。 5月6日(日)13:00〜 一晩たってできた胞子紋に絵やスタンプを加えて作品を完成させます。 |
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